オウム死刑囚7人の移送終了 5拘置所へ
法務省は15日、オウム真理教による一連の事件で死刑が確定した死刑囚13人のうち7人について東京拘置所から他の拘置所への移送を終えた。同省は共犯分離などを移送の理由に挙げ、「すべての刑事裁判が終結し、全員を東京拘置所に収容する必要性がなくなった」としている。
同省は移送した死刑囚の氏名や移送先を明らかにしていない。関係者によると、仙台拘置支所に林(現姓小池)泰男死刑囚(60)、名古屋拘置所に横山真人死刑囚(54)と岡崎(現姓宮前)一明死刑囚(57)を移送。大阪拘置所には井上嘉浩死刑囚(48)と新実智光死刑囚(54)、広島拘置所に中川智正死刑囚(55)、福岡拘置所に早川紀代秀死刑囚(68)が移送された。
元代表の松本智津夫死刑囚(麻原彰晃、63)を含む6人は引き続き東京拘置所に収容されている。