米国務長官が会見「円滑移行が最重要」 31日に退任
【ニューヨーク=高橋里奈】ティラーソン米国務長官は13日午後(日本時間14日未明)、トランプ米大統領による解任を受けて記者会見を開き、「円滑な業務の移行が最も重要だ」と語った。31日深夜をもって辞任するとした。日本など同盟国と協力して「北朝鮮に最大限の圧力をかけるキャンペーンなどは多くの期待をしのぐものだった」と実績も強調した。
ティラーソン氏は「米国のリーダーシップは外交から始まる」と述べ、国務省の職員や軍隊で働く人々に謝意を示した。シリア内戦については「平和を達成するためにもっとできることはある」と指摘したほか、中国やロシアとの関係についても課題は残っているとした。記者団からの質問には答えなかった。