埼玉県職員募集パンフ、写真中心に刷新
埼玉県は職員募集パンフレットを刷新した。「わたしたちの仕事は、あなたの日常の中に。」をコンセプトに、見開きのページは県内の日常風景の写真がメインで、文字はほとんどない構成。スマートフォン(スマホ)などでQRコードを読み取ることで、日常生活に関わる県職員の仕事を知ってもらう仕組みだ。
1日の6つの時間帯の写真を掲載。例えば、ランチタイムの川越市の「時の鐘」のページのQRコードを読み取ると、人事委員会事務局のホームページ上で、観光や保健所、農業などの施策に関わる仕事を説明する。
埼玉県の一般行政職の上級試験の受験者は2015年度1749人、16年度1631人、17年度1448人と年々減っている。これまでのパンフレットは「許す限り文字で埋めていた」(任用審査課)が、公務員の仕事に興味がなかった人にも手にとってもらおうと一新した。
同課は「若い人はスマホで情報を得る。風景の裏側で県がどんな仕事をしているのか興味を持ってもらい、受験者を増やしたい」と話している。上級試験の申込期間は5月8~21日で、県は説明会を重ねている。