香港映画、強まる本土色
(グローバルViews)
香港 粟井康夫
香港映画がかつての輝きを失っている。カンフー映画やコメディー、ノワール(犯罪映画)が世界的な人気を集めた1980~90年代の黄金時代に比べて製作本数は激減した。中国本土との合作映画の増加もテーマやストーリーに制約をもたらしている。
2018年の春節(旧正月)、中国の映画館で大ヒットを記録したのが「紅海行動」だ。中東イエメンの内戦で逃げ遅れた数百人の中国人を中国海軍が救出した実話を基にしたアクショ...
いま大きく揺れ動く、世界経済。 自分か。自国か。世界か。このコラムでは、世界各地の記者が現地で起きる出来事を詳しく解説し、世界情勢の動向や見通しを追う。 今後を考えるために、世界の“いま”を読み解くコラム。