東海道新幹線停電で止まる 静岡―浜松、2時間後再開
11日午後4時10分ごろ、東海道新幹線静岡―浜松間で停電が発生し、同区間の上下線で運転を見合わせた。JR東海によると、同区間を走行していたのぞみやひかりなど上下線で計11本が動けなくなったが、約2時間後に運転を再開した。JR東海によると、上下計191本が最大で144分遅れ、約20万人に影響した。
運転を見合わせた区間にある変電所から架線へ送電されなくなっており、JR東海が停電の原因を調べている。JR西日本は新大阪―博多間で臨時列車を運行した。
JR東京駅の東海道・山陽新幹線の切符売り場には長蛇の列ができ、改札前は大混雑。運転が再開されても大幅な遅れが出ており、通路に座って待つ人の姿も見られた。
出張で上京し、兵庫県尼崎市の自宅に帰るため午後6時台の新幹線に乗る予定だったという会社員、宮島基さん(48)は「動かなかったらどうしようと思い、高速バスも探し始めていた。子供が1人で留守番しているので、今夜中に帰れそうでひと安心です」と話した。
東海道新幹線では新横浜―新富士間で7日、停電が発生し、上下線が約20分間運転を見合わせたばかり。〔共同〕