働き方改革法案、停滞生んだ2つのツケ
安倍晋三首相が今国会の最重要課題と位置付けた働き方改革関連法案に暗雲が垂れこめている。首相が引用した裁量労働制を巡る調査のデータに不備が相次ぎ発覚。裁量労働制の対象拡大の削除に追い込まれた。労働法制の見直しを成長戦略に掲げてから4年弱。国会で多数を握る与党が1法案になぜここまでてこずるのか。政権の2つのツケが見えてくる。
2014年に労働法制の改革を成長戦略の柱の一つに掲げ、裁量労働制拡大や労働...
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