社会のあり方で若手勉強会 総裁選にらみ「小泉派」の見方も
自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長ら若手議員を中心とする「2020年以降の経済社会構想会議」が1日に発足し、初会合を開いた。子育て支援の財源として昨年春に「こども保険」を提唱した党の小委員会のメンバーが中心。社会保障など社会のあり方を幅広く話し合い、政策案がまとまれば党に提言する。
橘慶一郎衆院議員が会長に就き、小泉氏は会長代行に就任した。村井英樹、小林史明、福田達夫の各氏ら小泉氏に近い議員が顔をそろえた。総勢30人で構成する。初会合では参加者がそれぞれ関心のある分野で問題意識を語った。小泉氏は会合後、記者団に「永田町的な政策づくりを大きく変える試みだ」と語った。
党内からは「秋の総裁選をにらんで一つのグループをつくっておく狙いではないか」との見方も出ている。