型枠用合板に欠品懸念、五輪工事拡大で
基礎工事でコンクリートを固める際に使う型枠用合板が春先に欠品するとの懸念が東京の流通市場で浮上している。東南アジアの合板メーカーの生産量が細る一方、春以降に東京五輪関連施設の工事が本格化しそうなためだ。「今年は異常。嵐の前の静けさだ」と身構える関係者も出始めた。
「現地合板工場の土場に南洋材丸太が全然ない」。木材専門商社S・I・T(東京・中央)の荘林宏毅社長は2月中旬、インドネシアとマレーシアの...
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