デジタル・カンブリア紀
本社コメンテーター 中山淳史
最近の米国のバズワード(はやり言葉)にgrab and go(つかんで出て行く)があるという。米アマゾン・ドット・コムが1月から始めた食品スーパー「アマゾン・ゴー」のことだ。
店内にはレジが存在しない。代わりに弁当箱のような130個のカメラ、つまり「目」が天井に設置してある。目は縦、横、斜めから四六時中、人の動きを観察し、買う物、戻した物を正確に見極めてスマートフォン(スマホ)上で決済処理をする...
自動車、電機など産業動向、経営トレンドに精通。編集委員、論説委員などを経て2017年2月より現職。「GEと東芝」「移動の未来」などで講演多数。2001年の米同時テロをニューヨーク駐在時に取材。アルゼンチン留学も。