ウーバーCEO、「ソフトバンクの出資歓迎」
米ウーバーテクノロジーズのダラ・コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)は20日、筆頭株主のソフトバンクグループとの連携を強化する方針を示した。都内で開いた投資家向けフォーラムで元米駐日大使のジョン・ルース氏の質問に答えた。主なやり取りは以下の通り。
ルース氏 「ソフトバンクはウーバーの競合にも出資している」
コスロシャヒ氏 「私がウーバーのCEOになったときはソフトバンクの出資の話はすでにあった。まだ早すぎると再検討する選択肢と出資交渉を続ける選択肢があった。ソフトバンクは世界で次の交通革命を率いる企業に投資をしている。ビジョンのある会社の出資を歓迎している」
コスロシャヒ氏「まだ関係は始まったばかりだが、非常に面白い対話ができている。ソフトバンクからは日本の市場について学ぶことができる。さらに『ソフトバンクファミリー』のユニークなエコシステムとも対話していく。協力する一方で独立性と独創性は失わずにいられる」
ルース氏 「ソフトバンクが日本で、滴滴出行とジョイントベンチャー(JV)を設立することについてはどう思うか」
コスロシャヒ氏 「日本は非常に大きな市場だ。ソフトバンクとビジネスをするなら競争を伴うこともあると慣れないといけない。それは問題ない」