静岡商議所、今川霊廟再建で寄付
静岡商工会議所は15日、静岡市の臨済寺に戦国大名の今川義元をまつる施設の再建費用に充てるため、寄付金の贈呈式を開いた。静岡商議所の酒井公夫会頭が臨済寺の阿部宗徹住職に500万円を贈った。同商議所は徳川家康以前の静岡市の歴史に脚光を当てるきっかけになるとみて、情報発信にも力を入れる。
静岡商議所は2019年に今川義元の生誕500年になることから、関連事業に力を入れている。今川霊廟(れいびょう)は江戸時代後期に失われたという。再建中の霊廟は5月19日に完成する予定。寄付金は会員企業に呼びかけて集めた。
静岡商議所はこれまでも徳川家康没後400年の関連事業に取り組むなど、歴史の発信に力を入れている。