平野、2大会連続の銀メダル スノボ男子HP
平昌五輪
【平昌=西堀卓司】平昌冬季五輪第6日の14日、スノーボード男子ハーフパイプで19歳の平野歩夢(木下グループ)が銀メダルを獲得した。前回ソチ五輪に続く2大会連続の銀メダル。2006年トリノ、10年バンクーバー五輪連覇のショーン・ホワイト(米国)が3度目の五輪制覇を果たした。
予選を突破した12人が3回の演技で争った決勝。平野は1回目は着地が乱れて9位にとどまったが、2回目に大技「ダブルコーク1440」を決めて95.25点の高得点。1回目を終えて首位だったホワイトをかわしてトップに躍り出た。
だが、3回目は着地で失敗して得点を伸ばせず、最終演技者のホワイトが97.75点をたたき出して逆転された。
平野は新潟県出身。4歳で競技を始め、10代前半からスポンサーもついて国内外で活躍した。15歳で出場した前回ソチ五輪で2位になり、日本選手で冬季五輪の最年少メダリストとなった。
ソチ五輪後も世界のトップ選手として活躍を続けたが、17年3月には米国の大会で左膝靱帯損傷や肝臓を痛める大けがを負った。リハビリを経て復帰し、今季はワールドカップ(W杯)で2勝。今年1月には最高峰のプロ大会「冬季Xゲーム」で軸をずらしながら縦2回転、横4回転する「ダブルコーク1440」の連続技を世界で初めて試合で成功させて優勝した。
片山来夢(バートン)は7位、戸塚優斗(ヨネックス)は11位だった。