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ラームに欠かせぬ トップゴルファーの振る舞い

ゴルフジャーナリスト ジム・マッケイブ

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もはや、米男子ゴルフのジョン・ラーム(スペイン)が優勝争いをすることに驚きはない。

昨季、米ツアーでは1勝しか挙げていないものの、23試合に出場しトップ10に11回も食い込むなど、常に上位で存在感を示した。欧州ツアーでは5戦で2勝をマークしている。

結果として、2016年の全米オープンを終えた段階で551位だった世界ランキングは、昨季終了時には5位に浮上。そして今季は1月に行われたキャリアビルダー・チャレンジ(ラキンタCC)をプレーオフで制すと、世界2位まで上げている。現在、米ツアーではジョーダン・スピース、ジャスティン・トーマス(ともに米国)ら20代の若手が激しくしのぎを削っているが、彼もそこへ割って入った。

ただ、そうした華々しい活躍を見せる一方で、ミスショットをしたときにクラブを投げつけたり汚い言葉を吐いたりする行為にも、ファンは驚かなくなっている。

ラームは昨年の全米オープン選手権で予選落ちの屈辱を味わったが、普段はゴルフ中継を見ないような人まで注目した大会で、バンカーショットをミスした後にレーキを放り投げ、アプローチを失敗した後にウエッジをたたきつけ、さらに蹴るなど、やりたい放題。多くが顔をしかめた。

感情をコントロールできず

負けん気が強い、ということは十分にわかる。それが彼をここまで押し上げた原動力でもあるのだろう。だが、全く感情をコントロールできていない。

つい先日――。米アリゾナ州で行われたフェニックス・オープン(TPCスコッツデール)でも、アプローチショットを左に外すと、クラブを芝生にたたきつけた。この日、ラームは首位に1打差でスタートしたが、後半に入ってボギーを連発して自滅。最終的には11位タイに終わった。その前週のファーマーズ・インシュアランス・オープン(トーリーパインズGC)でも2日目まではよかったが、週末に崩れた。もちろんこのときも、何度かクラブを芝生にたたきつけた。当たり前のように。

まだ23歳とはいえ、その振る舞いはまるで子どものようだ。

無論、そうした感情をあらわにするスタイルが、彼の長所だという人もいるかもしれない。しかし、ほかのスポーツではともかく、ゴルフでは受け入れられるものではない。また、感情をコントロールできなければ、今後の足かせになるだろう。

残念ながら、彼がそのことに気づいているかといえば、それも疑わしい。記者会見などではたびたび、プレーよりも振る舞いのことが話題になるが、あるときラームはこうコメントした。

「自分自身を保とうとするとき、僕はコーラの瓶を思い浮かべる。それを振っても蓋を開けない限りは大丈夫。でも、蓋を開けると大変なことになる。僕が感情をコントロールしようとするときが、まさにそんな感じなんだ。でも、時にはそういうことも必要なんだ」

わかったようで、わからない説明だが、コントロールしようとすればするほど、それができなくなるということか。また、そうした怒りが力に変わることもある、という解釈でいいのだろうか。

コーラではなく水のボトルに

いずれにしても、そろそろコーラではなく水のボトルをイメージしたほうがいい。それならどんなに振っても変化はない。言い換えれば、大人になれということである。

確かにここまでは勢いで上がってきた。ただ、そうなると責任を伴う。勝っているからといって、クラブを投げたり、放送できないような言葉を口にしたりする行為が許されるわけではない。

さらに、23歳で世界ランク1位に迫っているからといって、それも決して特別なことではない。23歳のとき、ジャック・ニクラウス(米国)はすでにメジャー3勝を含む8勝を挙げていた。ラームの大先輩にあたるセベ・バレステロス(スペイン)も23歳のときには、欧州ツアーを中心に14勝をマークし、メジャーでも2勝していた。そんな彼らは感情などに頼らず、むしろ、それをコントロールしていた。

ラームが今後、バレステロスを上回るようなスペインでナンバーワンのゴルファーになるとしたら、まだまだ学ぶことが多い。そして、ふさわしい振る舞い、マナーを身につけない限り、ファンも認めてくれない。

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