ダウ1175ドル安 早くもねだる「パウエル・プット」
米州総局 山下晃
5日の米国株式相場は売りが売りを呼ぶ展開となり、ダウ工業株30種平均は一時1500ドル超下落した。「低金利」と「企業収益」の拡大期待が同居する適温相場の骨格が揺らぎ、市場が落ち着きどころを探るなか、「低変動相場」に依存していたマネーが高速度で逆回転した。
「景気指標が強かった割に、金利は落ちついているね」。5日午前。米大手運用会社の運用者は余裕気味に話していた。朝方公表されたISM非製造業景況感...
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