日教組、教研集会始まる 「教職員の業務削減を」
日本教職員組合(日教組)の第67次教育研究全国集会が2日、静岡県で始まった。3日間の日程で全国から延べ約1万人の教員らが参加し、閉会する4日まで日ごろの授業の工夫などをまとめた約650本のリポートを発表する。
全体集会であいさつした泉雄一郎委員長は、中央教育審議会で議論されている教員の負担軽減に触れ、「子供に寄り添おうと思ってもその時間さえ十分にとれない現実がある」と指摘。「教職員が本来の業務に専念できるよう業務削減や教職員の定数改善が求められる」と述べた。
同集会では2020年度から順次導入される新学習指導要領の内容を先取りした報告や、教員の働き方改革を進める提案などが予定されている。