公明代表、ヤジや談笑「言語道断」 自民内からも苦言
公明党の山口那津男代表は1日の中央幹事会で、国会審議に関し「余計なおしゃべりをしたり、ふさわしくないヤジを飛ばしたり、言語道断だ」と述べた。審議中に談笑し批判された茂木敏充経済財政・再生相と野田聖子総務相、不適切なヤジで辞任に追い込まれた松本文明前内閣府副大臣を念頭においた発言。
茂木氏は秘書が選挙区内の有権者に線香などを配布した問題で野党の追及を受けている。山口氏は「補正予算の議論を聞いていて国民の関心も高い。期待とともに厳しい目も注がれていることを与党は自覚しないといけない」と話し、国会運営や答弁に緊張感を持つよう訴えた。
自民党からも苦言が出た。伊吹文明元衆院議長は同日の派閥会合で、閣僚席での談笑について「誠に良くない。閣僚は緊張感を持って(質問を)聞いていないといけない」と指摘した。細田博之憲法改正推進本部長も派閥会合で「本会議や委員会での発言は十分気をつけていただきたい。油断をすると大変なことになる」と注意した。