ネットTVに関心　1月31日（水）

8時56分　参院予算委員会

午前の参院予算委では、首相は手で目頭を押さえて眠るようにまぶたを閉じたり、ほおづえをついたりしながら質問を聞いていました。朝から夕方まで連日続く質疑に、疲れがたまってきている様子です。

ただ、民進党の小川敏夫参院議員会長から家計に占める食費の割合を示すエンゲル係数がアベノミクスにより上昇したと追及された場面では表情が引き締まりました。「物価変動のほか、食生活や生活スタイルの変化が含まれる」と反論。「アベノミクスで生活が苦しくなった」との主張を退けました。「厳然たる事実の一つは働く場所があることだ」と述べ、雇用の拡大などの成果を強調しました。

13時　参院予算委

休憩をはさんでリフレッシュしたのか、午後になると首相ははきはきとした表情がみられるようになりました。自民党の片山さつき氏が教育無償化の意義を強調すると、首相はうん、うん、とうなずきながら耳を傾けていました。同党の高野光二郎氏に憲法改正に取り組む決意を聞かれると「党利党略や党が割れるからとかではなく、前向きに取り組んで良い案が出ることに期待したい」と強調。与野党の協議の加速を促しました。

17時48分　東京・六本木のホテル「グランドハイアット東京」で新経済連盟の新年会に出席し、あいさつ

首相は楽天の三木谷浩史社長が代表理事を務める新経済連盟の新年会であいさつし「リスクを取って、さまざまな批判を頂いたが解散総選挙をし、勝利することができた」と報告しました。選挙の際にネットテレビに出演したことに触れ「双方向でいろんな意見があって、なかなか面白いなと思った」と感想を述べました。一方で「ネットテレビは放送法の規制がかからず、日本の法体系が追いついていない。大きな改革をおこなわなければならない」とも語りました。具体的にどのような法整備を考えているのでしょうか。