首相、改憲議論「排除しないで」 参院本会議
安倍晋三首相は26日午前、参院本会議の代表質問で、憲法改正について6割以上が「議論を進めるべきだ」と回答した世論調査があることを紹介し「こうした声も排除せず耳を傾けていただきたい」と国会での議論を促した。共産党の小池晃書記局長が「多くの国民が憲法改定を望んでいない」と述べ、憲法9条改正の発議に反対したことに対する答弁。
北朝鮮問題については「対話のための対話では意味がない」と改めて強調した。「最近、南北間で対話が行われていることは評価するが、北朝鮮は核ミサイル開発を継続している」と言及。2月の平昌冬季五輪出席時に韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談し、圧力路線の必要性を訴える考えも示した。
受動喫煙対策を強化する健康増進法改正案については「今国会に提出すべく調整している」と述べた。公明党の山口那津男代表に対する答弁。
午後は日本維新の会の片山虎之助、民進党の藤田幸久、自民党の松村祥史、社民党の福島瑞穂、立憲民主党の福山哲郎各氏が質問する。