首相、北朝鮮へ圧力路線強調 参院本会議
安倍晋三首相は26日午前、参院本会議の代表質問で、北朝鮮問題について「対話のための対話では意味がない」と改めて強調した。「最近、南北間で対話が行われていることは評価するが、北朝鮮は核ミサイル開発を継続している」と言及。2月の平昌冬季五輪出席時に韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談し、圧力路線の必要性を訴える考えも示した。
公明党の山口那津男代表に対する答弁。受動喫煙対策を強化する健康増進法改正案については「今国会に提出すべく調整している」と述べた。
共産党の小池晃書記局長は首相が「憲法のあるべき姿を示す」と発言したことに関して、首相の憲法観を問いただした。学校法人「森友学園」「加計学園」をめぐる問題について安倍昭恵首相夫人らの国会招致を改めて求めた。
午後は日本維新の会の片山虎之助、民進党の藤田幸久、自民党の松村祥史、社民党の福島瑞穂、立憲民主党の福山哲郎各氏が質問する。