米金融、税制改革で収益悪化相次ぐ
【ニューヨーク=大塚節雄、山下晃】米税制の大幅な変更が米大手金融の収益を揺るがしている。18日出そろった大手6社の2017年10~12月期決算は、税制変更に伴う一時的な調整費用が収益を押し下げた。シティグループは金融危機以来の巨額赤字を計上。だが18年は一転、減税効果で収益に追い風が吹く。自己資本比率への影響も軽く、各社とも資本の目標や配当の計画は変更しない見通しだ。
税制改革に伴う純損益の押し...
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