茨城・つくばの夫婦死亡、殺人で捜査 鈍器で殴打か
茨城県つくば市東平塚の住宅で頭に外傷を負い死亡していた建築業、小林孝一さん(77)と妻の揚子さん(67)について県警は4日、死因をいずれも鈍器のようなもので殴られたことによる失血死と明らかにした。殺人事件と断定し、つくば中央署に捜査本部を設置した。
県警によると、司法解剖では、小林さんは後頭部に数カ所、揚子さんは顔や後頭部に十数カ所の傷が確認され、2017年12月30日前後に死亡したとみられる。2人の腕などからは、身を守ろうとした際に負ったとみられる傷も見つかった。
小林さんは夫婦2人暮らし。1日に訪ねた揚子さんの娘(43)と夫(42)が2階で倒れている2人を発見、午後4時40分ごろに110番した。小林さんは和室でうつぶせ、揚子さんは廊下であおむけの状態だった。家には玄関2カ所と窓があり、正面玄関は施錠されていたが、無施錠の場所もあったという。
娘が12月30日午後6時ごろ揚子さんと電話しており、県警は、その後の状況などを調べている。
現場は、つくばエクスプレス研究学園駅の北約2キロ、森林や田畑の間に住宅が点在する地域。〔共同〕