メキシコ大統領選、選挙活動始まる 左派が優勢、治安や汚職焦点に
構造改革やNAFTA再交渉に停滞懸念
【メキシコシティ=丸山修一】メキシコで7月の大統領選挙に向け、事実上の選挙戦が始まっている。現時点で支持率トップを走るのは、年金増額などポピュリズム(大衆迎合)政策を掲げる新興左派政党の候補。政権交代が実現すれば、構造改革や米国との北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉が停滞することも予想される。
メキシコでは大統領の任期は6年で、再選はできない。このため与党の制度的革命党(PRI)からは現職のペ...
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