次世代車 国内で量産 マツダ、年内に 19年3月期発売へ
マツダの小飼雅道社長は4日、広島市で開いた記者会見で年内に「第7世代」と呼ぶ次世代商品の量産を国内工場で始めると語った。2019年3月期に発売を計画しており、同社長は「生産、開発、取引先企業と一体となって量産する最後の造り込みをしている。今のところ順調に進んでいる」と述べた。
同社は17年2月に多目的スポーツ車(SUV)の新型「CX-5」、12月に国内専用車として3列シートの「CX-8」を発売した。18年は先進安全技術を高めた商品改良車をアテンザなどで発売する計画。19年3月期の新型車投入まで既存車種の価値向上に努める。
小飼社長は野球の打順になぞらえ「先頭バッターの新型CX-5がグローバルに評価されてヒットした」。2番のCX-8に続き「(クリーンナップと位置づける)3番以降の次世代商品につなぐ年にしたい」とした。
さらに2020年3月期から始まる新たな中期経営計画の策定については「トヨタ自動車との連携や、2030年を見据えた技術開発の長期ビジョンの中身などが中核になる」と述べた。