訪日中国人の検索結果、温泉首位は「定山渓温泉」
中国検索大手の百度(バイドゥ)日本法人は26日、2017年の訪日中国人らの検索ランキングをまとめた。観光地・名所部門は人気漫画「スラムダンク」の影響で神奈川県の江ノ島が2位に浮上した。人気アニメやドラマによってランキングが変動することから、訪日中国人の興味は「コンテンツ志向」の性格が強いようだ。
分野別にみると、温泉部門は首位の定山渓温泉など、上位3位までを北海道が独占した。一方、都道府県部門は北海道が上位5位から初めて外れた。北海道の人気は依然として高いものの、「洞爺湖温泉」のようなより具体的な地名の検索へと移行している。
芸能人部門はアイドルグループ「AKB48」を卒業した小嶋陽菜さん、日本食部門は日本酒がそれぞれ1位だった。百度は日本で3年ほど前に注目された食材が、中国で人気になる傾向があると分析している。
1月1日~12月15日に日本で使われた中国百度検索サービスのデータから、日本に関するキーワードを抽出・集計した。