番組収録午後10時まで NHK、働き方改革発表
NHKの上田良一会長は7日の定例記者会見で、2013年に佐戸未和記者(当時31)が過労死した問題を受けたNHKグループの働き方改革を発表した。長時間労働の是正に向けて、番組のスタジオ収録時間を原則午後10時までにするなどの対策を18年度から実施する。
18年1月をめどに上田会長をトップとする「働き方改革推進委員会」と「働き方改革推進室」を設置。具体的な勤務時間の上限などを議論する。同会長は「(関連団体や外注先の制作会社を含む)業務に携わる全ての人の健康を最優先に考える」と述べた。
最高裁が6日の判決で受信料制度を「合憲」と判断したことについては「NHKの公共的な意義を認めてもらえた」と述べた。