常陽銀、茨城県守谷市と協定 中古住宅循環促す
めぶきフィナンシャルグループ(FG)傘下の常陽銀行は6日、同行グループの常陽産業研究所、茨城県守谷市の3者間でまちづくりに関する協定を結んだ。市内で中古住宅の居住者の循環などを促し、地域の活性化に向けて連携する。
常陽銀グループはこれまでも、同市の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の取りまとめなどで協力してきた。今回の協定締結を通じて地域活性のための取り組みを強化する。
常陽銀は市民向けに高齢者には広すぎるなどで住みにくくなった住宅を資金化し、生活に便利な住宅に引っ越したり、老後の生活設計全般の相談に応じたりする窓口を同行の守谷ローンプラザ内に設置する。フィナンシャルプランナー資格などを持つ行員が相談員を務める。住宅を担保に資金を借りるリバースモーゲージローンなど、同行の金融商品の活用なども提案する。
12月~2018年3月にかけてはセミナー・個別相談会も開く。内容はリフォームや介護制度などを予定しており、同市は講師や広報面を担う。常陽産業研究所はセミナー・相談会の運営や今後の施策展開のための調査・研究などにあたる。