希望、10日に共同代表選出 玉木・大串・泉氏が出馬に意欲
希望の党は2日、国会内で両院議員総会を開き、国会議員を率いる共同代表選挙を8日告示―10日投開票の日程で実施すると決めた。玉木雄一郎氏が立候補を表明し、大串博志、泉健太両氏も出馬に意欲を示した。共同代表は小池百合子代表(東京都知事)とともに、衆院選で敗北した党の立て直しを図る。
選挙を実施するため規約も改正した。これまでは共同代表を「代表の指名により2人まで置くことができる」と定めていたが、国会議員が投票で共同代表1人を選ぶと変更。独自の役職だった「ガバナンス長」は廃止した。大島敦幹事長は総会後「党のあり方がより明確になる」と述べた。
出馬には党所属国会議員8人の推薦が必要と定めた。現在の所属国会議員数の約15%にあたる。20人が必要な民進党よりハードルは低い。
選挙は野党共闘や憲法改正、安全保障関連法への姿勢が争点になる見込み。玉木氏は2日「代表選に出馬したい。政権を任せていいと思えるような政党を作りたい」と表明。大串氏は「出馬する覚悟がある」と述べ、安保関連法反対や立憲民主党などとの統一会派の必要性を訴えた。泉氏も「党の責任を積極的に担いたい」と強調した。
小池氏は2日、都庁で記者団に「国会議員の方々が活発な議論を展開し、共同代表を決めることを見守りたい」と語った。