経験浅い経営陣 サムスン、「物言う株主」警戒
韓国サムスン電子は2018~20年の3年間に年間配当を9兆6000億ウォン(約9600億円)と17年計画比2倍に引き上げる。好調な業績を背景に同社の株価は1年間で7割近く急伸。株主重視経営を掲げる裏で、利益確定の売りを探る投資家を引き留めたい思惑が透ける。経験の浅い新経営陣は株価が反落したとき、悩まされてきた「物言う株主」の標的になる恐れがある。
17年7~9月期連結決算は営業利益が14兆530...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り269文字
関連企業・業界