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正念場の楽天 立て直しへ梨田監督が試行錯誤

29日から西武・ソフトバンクと6連戦

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春先から快調に飛ばしてきた楽天に正念場が訪れている。クライマックスシリーズ(CS)での対戦が予想される西武、ソフトバンクに6連敗を喫すると、6位ロッテ、5位日本ハム相手にも1勝5敗と大きく負け越した。つい2週間前には僅差で首位を争っていたソフトバンクに9.5ゲーム差と大きく引き離され、3位西武も1.5ゲーム差と間近に迫る。29日からは西武、ソフトバンクとの6連戦。4年ぶりのリーグ優勝は難しい状況だが、このまま負け続けるわけにはいかない。ポストシーズンを見据え、何とかチームを立て直したい。(記録は28日現在)

3、4月で16勝5敗とスタートダッシュに成功した楽天はその後も順調に貯金を増やし続けた。5月から7月まで16勝7敗、12勝9敗、13勝7敗。7月26日には球団史上最多の貯金31も記録している。それが8月に入ると7勝16敗と失速してしまう。8月に16勝7敗と大きく勝ち越したソフトバンクとは対照的といえる。

今季2度目の5連敗を喫した日本ハム戦で梨田監督は嘆いた。「全く歯車がかみ合わない」と。好調時はすべてがうまくいった。開幕時当初は主軸においたウィーラー、アマダーの2人が不振を極めたが、2番ペゲーロがチームを引っ張った。すると4月までは打率2割そこそこと不振を極めたウィーラーも5月に入ると勝負強さを発揮。5、6月の月間打率は3割を大きく超え、7月も2割9分5厘。アマダーも7月には8本塁打。破壊力抜群の助っ人トリオが打線の推進力となっていた。

主力が離脱、狂い始めた歯車

それが7月23日にペゲーロ、岡島が試合中の負傷で戦線離脱したあたりから歯車が狂いだした。26日に抑えの松井裕が左肩の違和感を訴えて登板回避すると、27日には今江が一塁守備でソフトバンク・松田と交錯した際に左前腕部骨折という重傷を負ってしまう。松井裕も左肩の筋肉の部分損傷で登録を抹消。それまで防御率0.20と抜群の安定感を誇っていた守護神の離脱は痛かった。

ライバルのソフトバンクと比べれば、決して選手層が厚いとはいえない楽天。主力選手の離脱はボディーブローのように効いてくる。中でもペゲーロの離脱でマークの厳しくなったウィーラーは「自分が打たなきゃと責任を感じてしまい、ボールを迎えにいってしまっている」と池山チーフコーチが指摘するように打席で迷いが生じてしまい、8月の月間打率は2割そこそこと急降下。好調時は重要な局面で外国人選手を中心に貴重な本塁打が出ていたのが嘘のようなちぐはぐな攻撃が続いている。

かといって、ペゲーロを2番に据え続けてきた超攻撃的な打線はチーム犠打がリーグ最下位の63、チーム盗塁はリーグ5位の32。小技にたけているとはいえない。打開策をと、何度か打線の組み替えは試しているが「結果が出なければ意味がない」と梨田監督は肩を落とす。

打線がかみ合わないことで、先制点は与えられないとの思いが強くなり、守りのリズムも崩れてしまう。8月26日の日本ハム戦では一回に銀次の悪送球や茂木の後逸で出ばなをくじかれた則本が、大谷に適時打を許すなど3点を先制された。3-3の五回には松本に二塁打を浴びて1点を勝ち越された後、茂木の悪送球で追加点を奪われる。3失策が全て失点に絡む悪循環。エースの則本でもチームの連敗を止めることができなかった。

則本とともに岸、美馬と先発ローテーションを支えてきた2人の投球にも、これまでの切れがない。岸は7月までは16試合で8勝4敗、防御率2.15と安定していたが、8月は4試合で0勝2敗で防御率4.85。美馬も6月までは13試合で7勝1敗、防御率1.79だったものが、7月以降は8試合で2勝4敗、防御率5.95。自身初の2桁勝利を目指した23日のロッテ戦も、初回に4点を失った。

若手が活躍、明るい材料も

救いは22日のロッテ戦で5回2安打無失点の好投で12球団の高校出新人一番乗りで初勝利をあげてチームの連敗を6で止めた藤平、4日に今季1軍初昇格を果たしてから3割を超す打率を残している2年目のオコエらの存在。抑えの松井裕が左肩痛から復帰したのも明るい材料だ。

リーグ制覇は難しくなってきたが、CSを本拠地仙台で戦うためにも、2位は確保したいところ。上位2球団との直接対決を前にして梨田監督は「開幕に臨む気持ちでやってもらいたい」と選手の奮起を期待している。

(馬場到)

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