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ゴルフの「2020年問題」、浮沈の鍵はコースにあり

ゴルフジャーナリスト 地平達郎

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あと2年半で2020年を迎える。東京五輪の年。ゴルフは誰が日の丸を胸につけて日本代表になるか興味の尽きないところだが、一方で日本のゴルフ界に「2020年問題」という大きな危機が待っている。

ゴルフ人口の急激な減少である。

第2次世界大戦後(1945年)に生まれた人たちが20年に75歳、いわゆる「後期高齢者」になり、さらに最大のボリュームゾーンである「団塊の世代」(47~49年生まれ)につながる。ゴルフが超高齢化時代に突入し、ゴルフ離れが本格化するのだ。

高齢化はゴルフに限ったことではなく、総務省統計局の調査によると、日本の総人口に占める65歳以上の割合は、10年の23%が20年には29%にまでなると推測している。

ゴルフ人口の高齢化はさらに顕著だ。16年の「レジャー白書」によると、15年のゴルフ人口は約760万人で、うち60歳以上が約48%にもなる。時期と年齢が多少違うが、ゴルフが「超高齢者スポーツ」であることは間違いない。

ゴルフはおカネがかかるから…

その中心となっていたのが、「バブル時代」にゴルフを謳歌した団塊の世代だが、さすがに75歳を超えると、ゴルフをやめる人が急増するのは想像にかたくない。

お年寄りが少なくなっても、若い人たちがゴルフをやってくれれば問題はないのだが、それが増えない。原因はいくつかあるが、一番は「おカネがかかる」からだ。

ワンコインランチで我慢するサラリーマン。仕事休みの土・日にスポーツを楽しもうと思っても、最低でも1万円はかかるゴルフは敷居が高すぎる。

だが、若い人たちにゴルフに興味を持ち足を運んでもらうようにしない限り、ゴルフ場はもちろん、練習場や用品界、さらにはプロの世界まで、ゴルフ界全体が先細りするのは目に見えている。

その最大のネックが「ゴルフは料金が高い」なら、それを改善するしかない。つまり、スタートとなるゴルフ場の企業努力にかかってくる。

一部の会員制コースは別にして、大多数のコースは少ないスタッフで運営する米国スタイルを見習ったらどうだろう。

米国では、メンバーシップコースでも、フロントで受付を済ませたら、スタート係を兼ねているプロショップに行ってプレー費を払い、セルフカートのカギをもらってスタート順が来たらスタートするのが普通である。

たいていは18ホールスループレー。9ホールで待ち時間があるときは昼食を取ることもあるが、スタッフが1~2人(朝、フロントにいた女性だったりする)のレストランに用意されているのはサンドイッチかハンバーガー、ホットドッグに飲み物だけで、それを持ってカートに乗ることもできる。実にシンプルだ。

米ツアーのロサンゼルス・オープン(現ジェネシス・オープン)開催コースのリビエラCCのような名門でさえ、コース内に軽食と飲み物を積んだキャラバントラックが止まっていて、おじさんから気軽に買ったりできるから楽しい。

料金抑える様々な工夫とは?

さて日本。ハーフを終えて食堂に上がり、1000~2000円を出してナイフとフォークを使って「……スペシャル」を食べる必要があるのだろうか。

おにぎりやサンドイッチ、せいぜいカレーライスくらいと飲み物を用意しておくだけでいい。ゴルファーは安くて済むし、コース側も調理人や接客係がほとんどいらないので、人件費が大幅に節約でき、双方にとってメリットになる。

この際、風呂も必要ない。シャワー施設を整えておけば、光熱費もカットできる。

既存のコースは改修などが大変だろうが、日本中のゴルフ場が同じ方向を向けば、きっとゴルフを見る世間の目が変わり、ゴルフをやろうとする人も増え、危機を乗り越えられるように思う。

100円ショップが繁盛する時代なのだから……。

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