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松山ら20代がツアー席巻 熱きマスターズV争い

ゴルフジャーナリスト ジム・マッケイブ

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男子ゴルフの今季メジャー初戦、マスターズ・トーナメントが、約2週間後に迫る。おそらくそこで、我々は3つの現実を知ることになるだろう。

1つ目は、アーノルド・パーマーの不在だ。昨年9月、パーマーは87歳の誕生日を迎えた約2週間後に息を引き取った。これまでマスターズでは名誉スターターを務め、いわば大会のシンボルのようなところがあったが、彼を欠く今年の大会はこれまでとは違った景色になるのではないか。ゴルフ界そのものを明るく照らしていた彼の無邪気な笑顔が消え、彼の死が、否が応でも影を落とすことになる。

ウッズの衰え隠せず

2つ目は、史上最強の名声をほしいままに、長年に渡ってゴルフ界をリードして来たタイガー・ウッズの衰え。それが誰の目にも明らかになるに違いない。

もう体が持たない。今年1月、およそ1年5カ月ぶりにツアーに復帰して予選落ち。このときはまだ、往年の強さを彷彿とさせるショットもあったが、続くドバイでの大会では初日を終えた段階で、腰の故障を再発させると、以来、大会から遠ざかっている。結局、ここ数年は同じことの繰り返し。今回は1年以上も休んで万全を期したが、回復しなかった。現時点ではマスターズには出場の意向だが、一転して欠場を決めれば、彼の熱狂的なシンパでさえ、今後長く、ウッズがツアーの一線で活躍するというイメージを描けなくなるかもしれない。

3つ目は若手の台頭である。ウッズの凋落と対照的に、若手選手が百花繚乱の様相を呈している。

その若手がいま、そろって好調だ。2月下旬に米フロリダ州で行われた「ホンダ・クラシック」で優勝し、おそらく米国で最も人気のあるリッキー・ファウラー(米国、28)は「マスターズに向けて、準備はできている」と手応えを口にし、過去メジャー4勝のロリー・マキロイ(英国、27)は肋骨の骨折で出遅れていたが、世界選手権シリーズ、メキシコ選手権で7位に入ると、復調をアピール。先週末のアーノルド・パーマー招待では4位タイに終わったが、トップを伺うなど、勢いを取り戻しつつある。15年のマスターズを制したジョーダン・スピース(米国、23)も2月に行われた「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」で優勝し、昨年5月以来の勝利を挙げた。彼の長い友達のジャスティン・トーマス(米国、23)はさらに好調で、今季すでに3勝をマークしている。

そんな選手らと、29歳のジェーソン・デー(オーストラリア、世界ランキング3位)や32歳でゴルフ世界ランキングで1位に立ったダスティン・ジョンソン(米国)らが競うのだから、今回のマスターズがこれまで以上に注目を集めたとしても、不思議はない。

松山、オーガスタと好相性

いや、優勝候補はまだいる。日本の松山英樹だ。彼は、日本での試合も含めれば、去年の秋以降、13試合で5勝を記録し、十分に優勝を狙える実力がある。さらに彼はオーガスタと相性がいい。過去2年はいずれもマスターズでトップ10に食い込み(15年5位、16年7位タイ)、過去9ラウンドのうち、8ラウンドがパーもしくは、アンダーパーである。

彼はまだ25歳だが、まだ若い、経験がない、という指摘は的外れ。現在、世界ランキングトップ10のうち、松山を含む6人が20代である。松山は、デー、マキロイ、そしてファウラーよりは若いが、23歳のトーマスとスピースよりは年上になる。スピースが15年にマスターズを制したときは21歳だった。また、彼ら6人の米PGAツアーの通算勝利数は44勝(松山4勝、ファウラー4勝、デイ10勝、マキロイ13勝、スピース9勝、トーマス4勝)で、4大大会でも7勝を挙げている。

「劇的にいろんなものが変わった」と話したのは、2010年に全米オープンを制した37歳のグレーム・マクダウェル(英国)。「ここ何年かで、20代前半の選手がメジャー大会で勝ったとしても、誰も驚かなくなった。当たり前になった」

ツアーを席巻する若い選手の勢い。それが時代の流れというわけか。そしてもちろん、今年のマスターズがその流れに沿ったとしても、不思議はない。むしろ、そうならないことの方が想像し難い。

今回は、誰がグリーンジャケットに袖を通すのか。名前を挙げた選手には、実力も、実績も、そして勢いもある。松山ももちろん、その一人だ。

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