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東日本大震災「復興進んでいない」47%

第313回解説 編集委員 木村恭子

詳しくはこちら

東日本大震災から11日で6年になりました。電子版の読者の皆さんに、被災地の復興の進捗状況の印象をお聞きしたところ、「進んでいない」との回答が47.0%に上り、「進んでいる」(38.8%)を8.2ポイント上回りました。

また、世間の震災復興への関心の変化については「弱まっている」とみる読者が73.6%を占めました。

今回の調査(11~14日)にご協力いただいた読者による安倍内閣の支持率は50.7%でした。前回調査(4~7日)よりも14.6ポイント上昇しました。

前回は、大阪の学校法人「森友学園」問題を巡る安倍政権の対応への厳しい意見が多く寄せられましたが、今回は、学園が大阪・豊中市の元の国有地に建設中の小学校の認可申請を取り下げたこともあってか、この問題への読者の関心が薄まりつつあるようです。

ただ、安倍内閣を支持する読者から「南スーダンからの自衛隊の撤退の判断は適切だと思うが、森友学園の騒ぎはどういうことか」(56歳、女性)とのコメントが寄せられているように、読者の間では、森友学園問題に対する疑問がまだ完全に解消したとはいえないようです。

ちなみに、前々回調査(2月25~28日)との比較では、支持率は13ポイントの下落でした。

 ◇

東日本大震災の地震や津波からの復興が「進んでいない」と答えた読者は、東京電力福島第1原子力発電所の事故の影響で、全国に避難した福島の人たちへの心ない中傷やいじめがやまないことに心を痛めています。

「復興とは、被災『地』ではなく被災『者』をみるべきだ。被災者、特に子どもに対するいじめを隠ぺいする一部教師の資質や教育委員会の体質を変え、子供に向き合う姿勢を変えなければ復興が進展しているなどとは言えない」(70歳、男性)

また、2020年の東京五輪・パラリンピックに目を向ける読者も。

「工事や人員が東京五輪の方に優先的に向けられ、今なお復興が後回しになっていると知った。長引く仮設住宅の様子を見ると、とても『健康的で文化的な最低限度の生活』が守られているとは思えない」(56歳、女性)

また、「進んでいる」(38.8%)と答えた読者であっても、「日々進んでいるのだが遅い気がする」(60歳、男性)との印象を持っているほか、福島原発事故の影響についても懸念しています。

「福島原発の廃炉作業は、50年近くで終わるかもしれないが、放射性廃棄物は、これから10万年管理しなければならない。復興に終わりはないと思う」(64歳、男性)

 「その他・わからない」(14.2%)を選んだ読者からは「メディアはその日が近づくと特集を組むだけなので、実際にはどのくらい復興が進んでいるかわかりにくい。一部だけをリポートしても全体的にはどうか知ることができない」(57歳、男性)との指摘をいただきました。

回答者の内訳
回答総数606
男性91%
女性9%
20代5%
30代7%
40代12%
50代24%
60代36%
70代14%
80代以上3%

メディアに携わる人間として、肝に銘じたいと思います。

 ◇

世間の震災復興への関心が「弱まっている」と感じている読者は「月日とともに記憶が薄まるのはしょうがない」(66歳、男性)としながらも、「節目節目で思い起こすようにしていかなければならないと思います」(44歳、男性)との気持ちでいます。

中には「震災の経験を後世に引き継ぐ面では不安であるが、関心が弱まっているということは、心の傷も癒えてきているということ」(31歳、男性)と、関心の弱まりを前向きに受け止める意見も。

また、設問1と同様「メディアの報道自体が減っている」(37歳、男性)との指摘もあるなか、「年に1回の3.11ではなく、毎月11日は震災を思い起こさせるくらいの報道が必要と考えます」(60歳、男性)との提案もありました。

貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。

最後に「変わっていない」(20.3%)と考える読者は、遠くない将来に起こるといわれている南海トラフ地震などの大災害が頭にあるようです。

「『南海トラフ』『東京直下』を現実の『今そこにある危機』として考える土壌にはなっていると思います」(76歳、男性)

 ◇

安倍内閣を支持する読者からは「『民進党だけは許せない』の思いの強さの裏返しの消去法的な支持」(64歳、男性)といった、以前から多く寄せられている消極的支持のコメントに加えて、森友学園問題を受けての意見も目立ちました。

「森友学園の問題で支持率に影響が出ているようだが、ここまでの実績や政策面から支持できる」(31歳、男性)

「せっかく支持率が高いのだから、森友学園の件など明らかにすべきことはしっかり対応して、政治に希望を持たせてほしいと思います」(44歳、男性)

一方、同じ森友学園問題であっても、不支持の読者の多くは、この問題への安倍内閣の対応に強い不信感を抱いています。

「森友学園の一連の件をあやふやに幕引きしようとしているのではないか。それは絶対にあってはならないことだと思う」(37歳、男性)

森友学園問題を巡っては、国会で稲田朋美防衛相と学園との関係が論議されているほか、退任を表明している学園の籠池泰典理事長が15日に日本外国特派員協会(東京・千代田)で開くとしていた記者会見が延期されるなど、まだまだ話題が続いています。

次回も皆さんのご意見をお待ちしています。

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