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打ち出し角度、回転数…悩み解消はパンチショットで

ハワイ・ゴルフ合宿(後編)

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前回、7番アイアンで打ったとき、ランチアングルが大きすぎてボールが高く上がりすぎることと、回転数が低いので、ランが出てしまう欠点が明らかとなった。

では、どうそれぞれを矯正していけばいいのか。

ハワイでは1、2を争うインストラクターであるベン・ホンゴウ(カパルア・ゴルフアカデミー)さんからはまず、グリップを指導された。

「最初はフックを打つつもりで」

「構えはこれでいいでしょう。しかし、左手が開きすぎています。もっと、かぶせるように」

なるほど、昔はもう少しストロンググリップ(手首を内側に絞るような握り)だったが、いつの間にか開いていた。これではインパクトの瞬間、クラブフェースが開きやすくなるわけである。

グリップを修正したら、いよいよレッスン。

「最初はフックを打つつもりで」とホンゴウさん。そうしているうちに体が正しいボールの捉え方を覚えるので、「そこから徐々に修正していけばいい」そうだ。

それを重ねて打ち出し角度を低く抑えるイメージを作り、さらに芯で捉える感覚を磨けば、スピンも自然にかかる――そのための練習方法の一つこそが"パンチショット"なのだという。

「『パンチショット! パンチショット! パンチショット!』。昔、私もコーチから何度もそう言われて、パンチショットの練習をさせられました」

そういいながらホンゴウさんが手本を見せてくれる。すると低い弾道の球が真っすぐ飛んでいった。とはいえ、パンチショットは簡単なようで決してそうではない。フェースをかぶせるようにしてしっかり芯でとらえないと、低く、力強い弾道にはならない。また、手先で打ち、高いフィニッシュを取ると、ボールが吹き上がるので、やはり狙った球は打てない。

練習で大事にしたい3つのポイント

では、どうパンチショットをマスターすればいいのか。その練習法として3つ挙げてもらった。

1 クラブでボールを転がす

学校などによくあるT字型の自在箒(ほうき)を使い、たとえば卓球のボールをゆっくりと転がしながら掃く要領で、フェースを立てた状態のクラブでボールを前に転がす。これでインパクトから、フォローを取らずに振ることをイメージする。

2 左片足立ちで打つ

右利きの場合だが、左片足立ちで打てば、右足に体重がかかってすくうような打ち方になることもない。左片足で立ち続けることが難しければ、右足のつま先を立てて体を支えても構わないとのこと。これでも右足に体重がかかることはない。

3 林の中で打つ

これは、練習場などではできないが、ホンゴウさんは昔、林の中で木の間をパンチショットで抜く練習をしたそうだ。確かに枝などを避け、低い弾道で木の間を抜こうとすればパンチショットしかない。そういう状況に追い込んで練習をする――。打ち方を体に覚えさせるとしたら、最適かもしれない。

さてレッスン終了後、教えてもらった練習法をイメージしながらパンチショットを試みたがなかなか難しい。パンチショットを打とうとして、つい高いフィニッシュを取ると、ボールが吹き上がるので、やはり狙った球は打てない。案外きれいなドローボールになったり、ときにフックショットになったり。

方向性は間違っていないようだが、まだばらつきがあって、体が自然に反応するわけではない。しばらくは、「パンチショット! パンチショット! パンチショット!」を反すうしながらの練習が続きそうだ。

ドライバーは自身のスイングに合わせて

なお今回、合わせてドライバーのデータもトラックマンでとったが、7番アイアンとは逆に回転数がかかりすぎていることが問題だった。

「これでは、ランが出ない」とホンゴウさん。

ドライバーの飛距離はキャリーで210~220ヤード前後。しかし、回転がかかっているため、ランも含めたトータルでもせいぜいプラス5~10ヤード。これでは損していることになる。

問題はドライバーのスイートスポットに当たっていないことに尽きる。ホンゴウさんは、ボールがどこに当たったかによってどう球質が変わるのか説明してくれたが、例えばスイートスポットの少し上に当たるだけでもトップスピンがかかるそう。下ならばバックスピン。

筆者の場合はどうかといえば、どうやらスイートスポットの下に当たってバックスピンがかかる傾向が強いという。これだとインパクトの瞬間にフェースが下を向くため、ランチアングルは小さくなる。実際、トラックマンからはそういうデータが出ていた。

ホンゴウさんは、「ミスをするとしたら、下ではなくやや上」と説明したが、それよりもまず、スイートスポットでとらえることが先決。目いっぱい振るのではなく、そこを意識することが大切だそうだ。

ただ、ドライバーの場合、アイアンとは少し違うので、スイングはそのままでも、シャフト、ロフト角などを自分のスイングに適したものに変えれば、それだけでスイートスポットに当たる確率が増し、劇的に飛距離が伸びることがあるという。

「身長が190センチ以上あり、パワーもある。そして、スイングもきれいな生徒がいた。ところがドライバーがどうしても220ヤードしか飛ばない。データを基にいくつかドライバーを試したら、あるメーカーのドライバーで35~40ヤードも飛距離が伸びた」

よって最近では、クラブを買う前にフィッティングのサービスをしてくれるところがあるが、ホンゴウさんにいわせれば、「それをしないでクラブを買うのは、目をつぶって選ぶようなもの」だそうだ。

自分を客観的に把握することが上達への道

「必ずスイングスピードなどのデータをとってもらって、自分にあったクラブを選択すべきです」

そのことは、実はゴルフのレッスンも同じ。スイングは人それぞれ異なり、トラックマンで得られる数値も変わってくるので、決してひとつの練習方法が万能というわけではない。

上達に必要なのは、まず自分のスイングを客観的に把握し、自分に合った矯正法を知ること。それにはトラックマンが有効で、今回、実際に体験してみてそのすごさを知った。今、日本でもトラックマンを使ってレッスンをしている練習場が増えている。急がば回れ。まだの人はぜひ体験し、自分と向き合ってほしい。1時間半で見えてくるものがある。

さて、最後になったが、前回同様、今回もトゥルーンゴルフのアレックス・中島氏にお世話になった。

昨年途中までカウアイ島マカイコースのGM(ゼネラルマネージャー)を務めていたが、6月にプランテーションコースとベイコースを持つ"カパルアゴルフ"のGMに就任した。今年、合宿の場所がマウイ島に変わったのはそういう事情もあるが、今回も彼のアレンジによって、すべてがスムーズに進んだ。この場を借りて、お礼を申し上げたい。(取材協力:カパルアゴルフ)

(スポーツライター 丹羽政善)

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