J2京都・布部陽功監督 昇格へ、勝者のハートを
サッカーJ2・京都サンガの監督に今季就任、2010年以来のJ1昇格を託された。Jリーグの5クラブでプレーした現役時代は幅広いポジションをこなし、主将も務めた熱血漢。「(関西で)京都だけJ2というのは許されない。変化しなくてはいけない。勝者のメンタリティーとか勝利に対する文化をつくれたらいい」と再建へ力を込める。
10年から柏のコーチとして名将ネルシーニョ監督(現神戸監督)の下で指導経験を積み、10年にJ2、11年はJ1で優勝を味わった。「なかなか勝てなかったチームがここまで変わるのかと。勝ち続けないといけないこと、日々全力を尽くすことなど多くを学んだ」
監督就任後はクラブに新たな分析機器の導入を訴え、練習段階から選手の走行距離などのデータを管理、けがの予防に努める。
プロの監督は初めてだが、歓喜のイメージは描けている。「こういうチームづくりをすれば優勝するというのが明確にある。経験してきたことを伝え、自分が持っている熱さ、火を与えていきたい」
(金子英介)