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池田勇太「メジャーで暴れられるゴルフしたい」

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2008年にプロデビューして今季で10シーズン目(プロ転向は07年)。昨季は初の賞金王に輝き、世界ランク33位で6年ぶり3度目のマスターズ切符をつかんだ。31歳と円熟期を迎えつつある池田勇太に、今後の目標などについて聞いた。

ステップの一つでしかない

――待望の賞金王を獲得し、どんな気持ちに? AON(青木功、尾崎将司、中嶋常幸)ら日本のトップが何度も手にしているタイトルだ。

「最終戦の日本シリーズJT杯は2位。終わった後は悔しさばかりだったけれど、翌月曜日にJGTO(日本ゴルフツアー機構)の年間表彰式で7つのタイトルをもらい、実感がすごくわいてきた。でも喜びも水曜日くらいまで。まだ過程、全部納得いったわけじゃない。30歳にして(クラブやウエアなど)いろいろ変えてスタートして、賞金王という一つの目標は超えたけれど、目標に届いていない部分もいっぱい。(単独で)最多勝も取れなかったし、ステップの一つでしかない、としか考えられなくなった。次のことへ気持ちが行き、余韻に浸りたくはなかった。最初のメジャー、マスターズに向けてどうすればいいのか。昨年は優勝が3回で2位が6回。2回2位で1回優勝というペースだった。1回2位で次は優勝とか、優勝の確率、回数を増やしていくのが僕に課せられたこと。昔のように海外に目を持っていき、メジャーで暴れられるようなゴルフをしたい」

「じいさん(15年5月に祖父・直芳さんが逝去)の仏壇にはすぐ報告したし、年末には墓参りに。賞金王は持続しないといけないステータス。それは譲れない部分。そこに今年はプラスアルファで何をするか? 全米プロでJ・スピース(米国)と36ホール回り、ダンロップフェニックスではB・ケプカやJ・トーマス、S・カウフマン(いずれも米国)、E・グリジョ(アルゼンチン)と回った。彼らの背中を見て学んだことがいろいろあった。体のここを鍛えたほうがいいとか、こういう打ち方をすればこういう球を出せるのかとか。米ツアーはスポット参戦でいい。1、2月にしっかり調整して、マスターズなどメジャーやWGC(世界選手権シリーズ)で活躍したい」

飛距離のアドバンテージ欲しい

――昨年は海外メジャーで3戦した。これまでの最高位は10年マスターズの29位。上位争いには何が必要?

「山ほどある。まずはあと10ヤードの飛距離。スピースとはドライバーでそんなに離されなかったけれど、ケプカたちとはずいぶん差がある。ゴルフが違うよねと思った。昨年から筋力トレーニングを始め、たった1年で結果が多少なりとも出ている。どこを鍛えれば彼らみたいな振り方、飛ばし方ができるのか。(博多の)トレーナーの先生にもフェニックスに来てもらって勉強してもらい、俺に合うトレーニングを、と頼んでいる。ケプカはあんなに体がごついのにスイングはしなやか。昔の米国選手のようにムキムキの体でパチンというタイプじゃない。力強いのに、しなやかなところがあり、最後までスピードが落ちずに体が回る。あれはすごいなと思う。フェニックスでは結構考えながら、彼らのプレーを見ていた。アイアンは俺も自信を持って打てているから、やっぱり飛距離のアドバンテージが欲しい。あとはショートゲーム。なんだかんだ見てて、スピースがうまかった。(アプローチ、パットで)OKまではいかなくても無難に1パットで決められる距離に打てる。彼の打ち方をもう一回頭の中でイメージして練習しようかと」

――3年間務めた選手会長を退任して、精神的な変化は? 専属だった福田央キャディーとも9月から離れた。

「気持ちや心が、様々に変わったような気がする。これまではゴルフ場にぱっと入って、出ていくまでいろんなことが気になった。昨年は打つときだけしっかり意識を高め、あとは何も気にしないで5時間ほどのプレーの時間を楽しんだ。人からは『表情がどこか穏やかになった』と言われた。秋口からは今までにないハウスキャディーさんも起用。距離を(自分で歩測して)測ったりしないといけないから大変だけれど、それも楽しかった。どこか緊張しているキャディーさんにばかなことを言って緊張を解きほぐした。そうすると俺も笑って穏やかになれる。福ちゃんとは約8年一緒にやって『彼がいなかったら……』という気持ちもあった。でも自分の中で『(環境を)変えてみたいな』という気持ちに初めてなれた。どこか自分のゴルフに自信があったからだと思う。ただマスターズでキャディーを誰にするかはちょっと悩んでいる」

――印象に残った試合は?

「福ちゃんとの最後の優勝になったパナソニックオープン(4月)。春先に勝てたのは大きい。一つ自信がついてくれた。あと、行き詰まっているときのツアーワールド杯(10月)で9ホールのプレーオフの末に勝ったのも大きかった。よく我慢した。穏やかな気持ちで、ちょっと気性の荒い俺は捨て去ったというか。日本シリーズもなかなか思うようにいかなかったけれど、カーッとくることはなかった」

自分のゴルフをグレードアップ

――リオデジャネイロ五輪の経験はどう生きたか。3年後の東京五輪への意欲は? 永久シードにもあと9勝だ。

「五輪最終日はギャラリーが増えて急に雰囲気が変わった。緊張したし(日の丸を背負って)覆いかぶさるものがあった。入賞さえもできず悔しい気持ちでいっぱいだった。9月のフジサンケイCあたりは体がつらくてどうにもならなかったけれど、日本代表として情けないゴルフはできないなと。五輪選手と見られていることを自分に言い聞かせ、モチベーションにもなった。東京五輪にはもちろん出たい。年齢的にも一番いい頃だし、どんどん自分のゴルフをグレードアップしていくしかない。35歳までに永久シードを、という目標は持ってもいいかも。決してできない目標じゃない。でも積み重ねだから。昨年以上勝てたら25勝に近づける。1カ月でも早く到達できれば、とは思う。ここ数年でゴルフの内容はかなり変わってきている。チャンスを生かして海外でも頑張りたい」

(聞き手は吉良幸雄)

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