サンウルブズ、HCに日本代表のジョセフ氏 組織運営も変更
スーパーラグビーの日本チーム、サンウルブズは29日、新ヘッドコーチ(HC)に日本代表のジェイミー・ジョセフHCが就任すると発表した。日本代表とサンウルブズの指導の一貫性を高め、2019年ワールドカップ(W杯)日本大会に向けた代表強化を進める。
サンウルブズは日本代表の強化のために誕生した。ただ、国内シーズンとの掛け持ちで代表選手が準備時間を十分に取れなかったこともあり、1年目は1勝1分け13敗、2年目の今年は2勝13敗と苦戦した。サンウルブズのフィロ・ティアティア現HCは退任する。
サンウルブズの運営形態の変更も発表。今季からサンウルブズを運営する一般社団法人が、スーパーラグビーの主催団体「サンザー」と直接契約する。従来は日本ラグビー協会とサンザーが契約していた。スーパーラグビーの参加国の中で日本だけがサンザーに出資しておらず、サンウルブズにはテレビ放映権料の分配がない。契約主体の変更で、サンザーへの出資がしやすくする。