前原氏90人、枝野氏40人 民進代表選で共同通信調査
民進党代表選が9月1日に投開票されるのを前に、共同通信社は投票資格を持つ国会議員(142人)と国政選挙の公認内定者(127人)を対象に支持動向を調査した。前原氏が国会議員約90人、内定者約65人の支持を固め、いずれも過半数となっている終盤情勢が30日、判明した。議員約40人、内定者約25人の支持を固めた枝野氏も追い上げを図っている。
残る地方議員や党員・サポーター票の「地方票」は、国会議員や内定者から影響を受ける傾向があり、前原氏が枝野氏を全体でリードしているとみられる。ただ国会議員約10人、内定者約40人が「未定・答えられない」としている。地方票を含め流動的な要素も残る。
前原氏を支持するのは、離党した細野豪志元環境相が設立したグループ(約15人)や大畠章宏元国土交通相のグループ(約15人)、旧民社党系グループ(約15人)、松野頼久元官房副長官のグループ(約10人)など。
これに対し、枝野氏は赤松広隆前衆院副議長が率いるリベラル系グループ(約20人)や菅直人元首相のグループ(約5人)から支持を獲得したが、伸び悩んでいる。
野田佳彦幹事長のグループ(約10人)や江田憲司代表代行のグループ(約10人)は事実上、自主投票となっている。〔共同〕