中国、通貨防衛緩めず 人民元切り下げ2年、なお下落圧力
【上海=張勇祥】中国が通貨・人民元を切り下げて11日で2年が経過した。切り下げを機に元安や資本流出が加速し、当局は通貨防衛に追われた。5月には元の値決めルールを変更し、相場はようやく落ち着きを取り戻しつつある。ただ、元安圧力は今なお残っており、当局は海外でのカード利用情報を収集するなど監視を強化する。秋の共産党大会後に再び元相場が動揺するとの見方もくすぶっている。
「何とか顧客に迷惑をかけずに済...
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