マクロン旋風、日本への教訓は? 政治不信の受け皿どこに
フランス国民議会(下院)選挙はマクロン大統領が率いる新党「共和国前進」が系列政党とあわせて全議席の6割を占める圧勝となった。一方で、英国では勝利が見込まれていたメイ政権が総選挙で敗北を喫した。制度の違いはあるものの、英仏両国の選挙をみると、日本政界に通底する3つの教訓が浮かぶ。
■明確なメッセージ
「マクロン氏の強さの秘密は政策メッセージが一貫していることだ」(みずほ総研の吉田健一郎・欧米調査部上...
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