桧家HD 全館空調システム「Z空調」、12月に発売 4LDKで111万円から
住宅事業を手がける桧家ホールディングスは12月9日、全館空調システム「Z空調(ゼックウチョウ)」を発売する。建物の高気密・高断熱性と空調、換気の組み合わせや配置などを工夫し、販売価格を従来品の約半額に抑えた。ヒノキヤグループの注文住宅へのほか、外部の住宅会社への販売も検討し、2020年までに年間1万棟の設置を目指す。
同商品は「新時代冷暖システム」として、ヒノキヤグループの断熱・気密、ダイキンの空調、協立エアテックの換気の技術を持ち寄り、共同で開発。1フロア1台の市販エアコンで全館冷暖房ができるようにした。
従来品の販売価格は2階建て4LDKで200万~250万円だったが、新商品は111万円(税抜き)から。電気代もルームエアコンと同等程度で建物全体を冷暖房できるという。
1日の発表会で近藤昭社長は「全館空調はほとんど普及していないが、空調革命を起こす」と話した。イメージキャラクターに俳優の斎藤工さんを起用し、CMを放映する。