自民総裁任期延長へ 改憲、脱デフレにらみ長期政権に布石
自民党が党総裁任期の延長を事実上決めたのは、諸外国のような長期政権を可能にし、グローバル化や少子高齢化がもたらす難題に時間をかけて取り組めるようにするためだ。3期9年への延長が決まれば、安倍晋三首相にとっては2021年9月までの政権運営が視野に入る。悲願の憲法改正やデフレ脱却に腰を据えて臨めるようになる。
「大胆な改革を実行するには、強いリーダーシップと一定の期間を必要とし、安定政権の確立が望ま...
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