バド桃田が練習再開 骨折から復帰
1月13日に遠征先のマレーシアで交通事故に巻き込まれて負傷し、2月8日に右目眼窩底骨折の手術を受けたバドミントン男子シングルスの桃田賢斗が29日、所属先のNTT東日本で練習を再開した。同社によると、チームの全体練習メニューをこなした。
日本協会の銭谷欽治専務理事は日本代表への合流時期などは未定とし「急がず慌てず、じっくり治しながらやってもらいたいと願っている」と話した。
銭谷氏は2月中旬にスイスで開かれた世界連盟の理事会で事故や桃田のけがの状態などを報告。再発防止に向けたガイドラインの策定と保険、補償制度の整備を提言したことを明らかにした。
世界ランキング1位で東京五輪出場を確実にしている桃田はマレーシアから帰国直後の精密検査で顔面3カ所の裂傷と全身打撲以外の異常が見つからなかった。静養後の2月3日から日本代表合宿に参加したが、体を動かす中でシャトルが二重に見える違和感があり、専門病院で受けた検査で骨折が判明した。〔共同〕