近鉄OB会が活動終了 鈴木啓示会長「寂しいが限界」
近鉄OBによる親睦会が12日、大阪市内で行われ、OB会としての活動を終えた。親睦会には63人が出席。鈴木啓示会長は「寂しいけど終わろうや、と決定しました」とあいさつした。
鈴木会長は「一番は入会する人がいないということ」と説明。会員は減るばかりで、資金不足も理由という。「球団もなくなった。何とかと思ってずっとやってきたが、限界」と話した。楽天前監督の梨田昌孝氏は「近鉄で育ててもらった。平成最後にこうやって終わるのは記憶に残るんじゃないか」と語った。
近鉄は2004年にオリックスに合併された。巨人の岩隈久志投手、ともにヤクルトの近藤一樹投手、坂口智隆外野手が、近鉄を経験した最後の現役選手。〔共同〕