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イチローの「51」、永久欠番を検討 オリックス

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現役引退を表明した米大リーグ、マリナーズのイチロー選手が1992~2000年に所属したオリックスの湊通夫球団社長は22日、代名詞の背番号「51」を永久欠番にすることを「考えていきたい」と検討する意向を明らかにした。チームでは同選手の退団後、51番をつけた選手はいない。

湊社長はまだ同選手の意向を確認していないといい「これから51番をつけるような選手が出てくることを望んでいるかもしれない」とも話した。

元同僚の多くが引退を惜しみ、オリックスの田口壮コーチは「ベースボールと野球の歴史の中で一番偉大な選手だったことは間違いない」とたたえた。イチロー選手とは92年に同期入団し、メジャーでも切磋琢磨した。「一つの時代が終わったという感覚。虚無感でいっぱい」との表現で残念がり「一緒に戦った思い出を鮮明に覚えている」と懐かしんだ。

打撃コーチとして支えたソフトバンクの新井宏昌コーチは「この冬も彼の練習を見ていたが、辞めるなんて想像もつかなかった」と驚いた様子で「一つ言うと百分かるような感性の良さを感じさせる選手だった」。楽天の佐藤義則コーチは「(95年の)阪神大震災の時、『がんばろう神戸』の中、一緒に優勝できたし、自分が無安打無得点試合をした時も守っていた。能力もあったと思うけど、努力であそこまでの選手になった」とコメントした。同年、新人王に輝いたオリックスの平井正史コーチは「投げている時に助けてもらった」と感謝した。〔共同〕

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