ドラ1佐々木・奥川らが新人研修会 薬物やSNSについて講義
プロ野球の新人研修会が10日、東京都内で行われ、ともにドラフト1位で入団したロッテの佐々木朗希投手(岩手・大船渡高)やヤクルトの奥川恭伸投手(石川・星稜高)ら12球団の新人全選手と審判員1人が参加した。
午前中には野球殿堂博物館を見学。佐々木朗はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の優勝トロフィーに感激し「いつか自分もその一員として世界と戦いたいと思った」と実感を込めた。報道写真展に飾られた自身の高校時代の写真にサインし「まだ何もしていない。偉大な記録をつくれるように頑張りたい」と意欲を高めた。
午後は薬物や暴力団などについての座学を受講した。奥川は「自分が想像していたプロ野球の世界は明るいもの。その中でも身近にいろんな危険があると学べた」と表情を引き締めた。
初めて会員制交流サイト(SNS)の使い方と危険性に関する講義も組み込まれた。巨人のドラフト1位、堀田賢慎投手(青森山田高)は指名直後にツイッターをやめたそうで「寮生活や巨人としてのルールを覚えるのに必死になると思う。そういうのをしっかりしてから(再開するか)考えたい」と自覚を示した。〔共同〕