紀平「自己ベスト更新狙う」 世界フィギュアへ意気込み
フィギュアスケート女子で、四大陸選手権を初制覇した紀平梨花(関大KFSC)と、2018年平昌冬季五輪4位の宮原知子(関大)が15日、大阪府高槻市内のリンクで練習を公開した。3月の世界選手権(さいたま市)に向け、紀平は「ショートプログラム、フリーとも自己ベストを更新したい」と意気込み、宮原は「納得いく演技をして(今季を)締めくくりたい」と話した。
紀平は四大陸選手権の公式練習で左手薬指を負傷し「第2関節の亜脱臼」と診断されたが、回復は順調そうで、この日の公開練習ではトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を何度も着氷させた。世界選手権では、昨年12月のグランプリファイナル、四大陸選手権と合わせての3冠が期待される。「やっぱり重要な試合は世界選手権。そこで勝たないと」と表情を引き締めた。
宮原はトリプルアクセルに挑戦。成功はしなかったが「時間がある時は練習して跳べるようになりたい」と意欲を示した。〔共同〕