初場所、新関脇・朝乃山の初日は御嶽海戦 取組決まる
大相撲の新関脇朝乃山は10日、東京都墨田区の高砂部屋で稽古し、2日目までの対戦相手が決まった初場所(12日初日・両国国技館)へ向けて意欲を新たにした。
初日の相手は2度の優勝経験を持つ平幕御嶽海。先場所まで17場所連続で三役を維持した実力者といきなり当たることになり「気合を入れないと勝てない。先輩だし格上だと思うが、負けたくない」と必勝を期した。
2日目は昨年初場所を制した平幕玉鷲戦。御嶽海を含め、ともに対戦成績は1勝3敗と分が悪く、序盤から難敵が続く。先場所まで5場所連続で白星発進しており「最初から勝っていかないと気も引き締まらないし、15日間波に乗れない」と前半戦の重みを語った。
この日はすり足やてっぽうなどで汗を流し、入念に立ち合いを確認。得意の右四つ左上手に加えて突き、押しも交えるなどさまざまな形を試し「命懸けで右四つに組みにいくが、なれないこともある。その時に突っ張るなど幅を広げたい」と対策に余念がなかった。〔共同〕