菊池、日本デビューに意欲 英語でマリナーズ入団会見
【シアトル=共同】プロ野球西武からポスティングシステムで米大リーグ、マリナーズへの移籍を決めた菊池雄星投手(27)が3日、シアトルの本拠地球場Tモバイル・パークで入団記者会見し、英語で「アイム・ベリー・ハッピー・トゥー・ビー・ヒア(ここにいることがとてもうれしい)」とあいさつした上で「やっと(岩手・花巻東高時代に抱いた)12年前の夢がかなって本当にうれしく思う」と感慨に浸った。
英語での質問にはほとんど英語で答えた。背番号は岩隈久志投手(巨人)のマリナーズ時代の18に決まり「(日米で)たくさんの偉大な投手がつけてきた番号をいつか背負いたいなと思って選んだ」と述べた。
3月20、21日に東京ドームで開催されるアスレチックスとの開幕2連戦でのメジャーデビューに「そう望んでいる」と意欲を見せた。このカードでは昨季途中にプレーをやめたイチロー外野手(45)の復帰が見込まれており、同じグラウンドに立つかが注目。「もし一緒にプレーする機会があれば必ず僕の一生の財産になる」と述べた。
同じア・リーグ西地区のエンゼルスに所属する高校の後輩、大谷翔平選手(24)との対戦は「楽しみにしている」とした。
菊池投手は高校時代の2009年に日米20球団との面談の末、ドラフト1位で西武入り。17年には最多勝、最優秀防御率に輝くなど球界屈指の左腕に成長し、マリナーズと総額5600万ドル(約60億5千万円)の4年契約を結んだ。