マリナーズ菊池「多少の動揺ある」 開幕延期で日本勢に困惑も
【ピオリア(米アリゾナ州)=共同】米大リーグが新型コロナウイルスの感染拡大の影響で開幕を延期したことを受け、開幕2戦目の先発登板が確実だったマリナーズの菊池雄星は12日、アリゾナ州ピオリアで取材に応じ「開幕に合わせてやってきたので残念。うすうす覚悟していたが、実際に聞いたときは驚いた。多少の動揺はある」と困惑ものぞかせた。
プロ野球西武に入団した2011年に東日本大震災の影響で開幕延期を経験したレッズの秋山翔吾は「選手、ファンのことも考えてベストだと判断したと思うので、それに従うだけ」と理解を示した。ツインズの前田健太も「仕方ない」と淡々と受け止めた上で「どのスポーツも早く再開できればいい」と終息を願った。
2週間後のはずだった開幕はめどが立たない中、選手は再調整を強いられる。秋山が「コンディションを整えるのもプロ」と言えば、マリナーズの平野佳寿も「調整は難しいが、気持ちをリセットしてやっていくしかない」と前向きに語った。ヤンキースの田中将大は延期発表前に「今ある状況の中で、しっかり準備していくことが大事」と冷静に話していた。
新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
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