プーチン氏「サッカー愛は世界を一つに」 W杯開幕式典
【モスクワ=共同】ロシアのプーチン大統領は14日、サッカーのワールドカップ(W杯)でロシアとサウジアラビアの開幕戦に合わせ、モスクワのルジニキ競技場に各国の首脳や要人を招いて式典を開いた。だが、ロシアとの関係悪化を反映し、欧米の先進国の首脳は軒並み欠席した。
プーチン氏は「サッカーへの愛情は言葉や主義主張を超え、世界を一つのチームにまとめる」と強調した。
ペスコフ大統領報道官によると、式典に招待されたのは、カザフスタンのナザルバエフ大統領をはじめ旧ソ連圏から8カ国の首脳や、北朝鮮の金永南最高人民会議常任委員長、サウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子、レバノンのハリリ首相ら。
式典は開幕戦の30分前に始まり、「サッカーと愛」を題材にした音楽主体のショーを披露。ブラジルの往年の名選手ロナウド氏や、英人気歌手ロビー・ウィリアムスさんが登場した。
プーチン氏は13日以降、来訪した各国要人と相次いで会談し、W杯外交を展開した。